シン・ゴジラがおもしろすぎて

2016/09/08 - かんそうぶん
頭が祭りになっています。

珍しく時流に乗って、劇場にはすでに2回足を運びました。永遠に上映してればいいのに…。
勢いあまって、島本和彦さんの例の同人誌を通販予約したり、アオイホノオの再放送毎週めっちゃ観てたり。体内に残ったテンションが変な方向に弾けまくってます。ひゅー。

そして庵野監督の嫁こと、安野モヨコさんの夫婦エッセイを再読したり。

監督不行届 (FEEL COMICS)
監督不行届 (FEEL COMICS)
posted with amazlet at 16.09.08
祥伝社 (2013-01-18)
売り上げランキング: 677

これすっごくおもしろくて好きです。
今、展示やってるからタイムリーな感じだなあ。

庵野&安野ご夫妻の結婚エッセイですが、とっても読みやすくて、かわいくて、ほっこり笑える、大好きな漫画です。
わたしはエヴァはずっと好きでしたが、モヨコさんの作品を読んだのは本当に最近で。
だからおふたりが夫婦ということは知識としてあったんですが、監督が愛妻家キャラだってことはぜんぜん知らなかったんですよね。
もうなんか、これ読んでいいなーいいなーってなりました笑 いいなー。

あらすじにあるように「アニメ界と漫画界のビッグカップルの、デイープな日常」です。
いわゆるオタク系エッセイですが、なにせ巷ではオタク四天王の異名を持つ(らしい)庵野監督がネタなので、ディープぶりが半端ない。

こういう作品で、巨匠と呼ばれる人々のオタクレベルを垣間みると、ヒュッと背筋が伸びる感じがします。
描き方がうまいからギャグとしてすごいおもしろいんだけど。冷静にこれを知識量として受け止めると、クリエイターすげえ…と絶句するしかない感じです。
次元が違いすぎて、わたしごとき一般人がオタクを名乗ることに謎の恥ずかしさを感じる(笑)
一芸に秀でまくったプロフェッショナルというのは、本当にかっこいいものです。
独身時代の私生活があんまりにもあんまりというのも(着れなくなった洋服をゴミ袋15個分放置、一ヶ月風呂入らないなど)、ここまで徹底していると、謎のかっこよさになってしまうという不思議な現象が(笑)
自分が自由すぎる分、奥さんにも寛容だから、筋が通っているというか…。
でもご結婚されてからは生活がだいぶお変わりになられたようで、影響しあってる感じがなんとも微笑ましいですね。


 ***


そしてこのエッセイつながりで、
安野モヨコさんがシン・ゴジラを語る記事(コミックナタリー)をみつけたー。
また素敵な裏話とかいろいろあって美味しいな!

上記の記事内でもちょっと触れてるんですけど。
『監督不行届』では、巻末に庵野監督インタビューが収録されています。
そこで庵野監督が、奥さんの作品について語るところがあります。
印象的だったのがこの記述。

「嫁さんのマンガは、マンガを読んで現実に還るときに、読者の中にエネルギーが残るマンガなんですね」
「『エヴァ』で自分が最後までできなかったことが嫁さんのマンガでは実現されていた」

いろいろ壊れかけながらエヴァンゲリオン作ってきた人がそういう表現を選ぶのも、個人的にはウウッとなるものがあるのですが。
シン・ゴジラを体験したあとに、この記述を改めて読むと、なんかよかったなあと思います。
口コミの熱狂が証明したように、めっちゃ現実へのエネルギーもらえる作品で、そして間違いなく庵野映画でした。

明らかに東日本大震災や福島原発と重ねた表現がたくさんあって、日本人の中に引っかかってるいろいろなキツイ現実を想起させるのですが。
そのへんまるでドキュメンタリーのようにリアリティが溢れていながら、怪獣映画としてエンターテイメントとして、圧倒的におもしろくて。
見終わったあとに観客を元気にするような、近くの人に語らずにはいられないほどのエネルギーをくれるような、ポジティブでパワフルなカタマリが、パワーになって還元される感じ。
美化しすぎず卑下しすぎず、現実を再構成し、虚構を交えてより立体的に表現し、かっこよさに昇華する。
フィクションにしかできない戦い方だなあと思います。
映画ってすごいなあ。

正直ゴジラシリーズは初見で、特撮にはぜんぜん明るくないです。
そんな私ですらいつまでも語れるのに、クオリティとしてはさらに、ディープすぎる歴代ゴジラリスペクトが画面じゅうに散りばめられてるらしいから、もう本当に熱量が無限大だなって畏怖するばかり。
もうほんと大好き。すっごい大好き。100万回観たい。
comment (0) edit
難航 | コメント返信

comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する