どいつもこいつも好きでやってるくせに何だその被害者ヅラ!

2012/12/30 - かんそうぶん
タクティクスオウガをNルートCルートでクリアして今はLルート驀進中だとか、
ハンターの新刊が面白すぎて爆発しそうだとか、
オーフェン無謀編のフォルテがすごくよかったとか、
いろいろと感想系でも書きたいことがたくさんあります。

まあ全部は書けないので、せっかくだから今年読んだ漫画で特に面白かったものでも紹介。

アンモラル・カスタマイズZアンモラル・カスタマイズZ
(2012/12/06)
カレー沢 薫

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ひっじょーに面白いけど、リアル友人に薦めるのをかなりためらう漫画なのでブログで推しておきます。


詳細についてはアマゾンのレビューが異常にクオリティ高いのでそちらを見ていただければ限りなく正しいイメージが伝わると思います。カレー沢さんの漫画は全体的にピンポイントな玄人受けだと思う。
「ふだん風俗雑誌作ってる男だけの編集部が、女性向けファッション誌を創刊!!」というお話です。
そのあらすじは何ひとつ間違っていないのですが、基本的に猛毒と下ネタしかないのでうっかり親に見られたらたぶん悲しい顔をされます。地味系オタク女も女子力スイーツも全部すべてなにもかも殲滅しないと気がすまないのかというほど全ジャンルの女子を徹底的に狙撃・爆撃・皆殺し。たまに男子も流れ弾で名誉の戦死。
つまり毒舌自虐ネタギャグ漫画なんですけど、ぐうの音も出ないほど的確なせいか、血まみれになりながら爽快な笑いを浮かべられるカラッとした謎の気持ちよさがあってそれが何より怖いです。
なんというか、達人の剣は太刀筋が鋭いから逆に傷がきれいに入る的なアレです。中途半端に鈍った刀でゴリゴリやられるのとは違って、ズバッ! スパッ! パカーン!!といっそ気持ちいいみたいな。
セリフのセンスが尋常じゃないので、言葉に興味がある人はそれだけで読んでもいいんじゃなかろうか…。
逆に絵はどう贔屓目に見てもひどいですが(ヘタウマと言うのもはばかられる)、なんかクセになる独特の絵柄なので私はそこはむしろプラスに推しておこうと思います。枠線からはみでている線の多さに驚愕したよ!
キャラクターについては突き抜けていながら存外マトモだと思います。
一人一人が生きているというよりは、全員がポジションだけ分けた作者さんのアバターなんだろうなという感じですが、だからこそというべきか人格が破綻してないので安心して読めます。私は小池が大好きです。
キャンキャンとか読んで笑っちまった経験がある人なら楽しめるのではないかと。
かと言って、蚊帳の外からディスってるだけの人には絶対に描けない漫画だと思うので、作者さんはたくさん金をかけてたくさん死にかけたんだろうなあ…と思いました。だから愛(哀?)も感じるのがまた足を引っ張り合う感じで非常によい。

カレー沢さんは好きな作家さんなので調子に乗った。
いま書いたようにこの方、とにかく着眼と語彙センスがハンパないので、そのうち文章が本業になるんじゃなかろうかというくらいにエッセイも面白くてオススメです。デビュー前からブログ知ってたくらいには印象的な文体。
ということでこちらも貼っとく。
負ける技術(Morning Manga.comの連載コラム)
ブス図鑑(アンモラル・カスタマイズ販促ブログ。これだけで十分面白い)
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あけましておめでとうございます。 | おおみそかみそか

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