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女神未来(上)

2013/10/27 - かんそうぶん
魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(上)【ドラマCD付 初回限定版】魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(上)【ドラマCD付 初回限定版】
(2013/10/25)
秋田禎信

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買いましたー読みましたー。いやー今回は限定版の表紙の構図も非常によい!
中身もすごく面白かったですうひょー!
前回の「鋏」でタガが外れたような大興奮を撒き散らしましたが、ここまで来るともう息を詰めながら登場人物たちの動きを見守るばかり。クライマックス一直線。そしてなんだかすごく「上巻」。
もうマジクのすべてが愛おしすぎてわたしはもうだめだ。
確実に収束に向かっている大きな流れの中で、実に秋田先生らしい予想の裏切り方をしてくれたうおおと思いました。

以下、ちょいと内容をほのめかす感想。

読んでいてなんとなく意識したのは、

秋田禎信「機械の仮病」
>人は整頓が好きだ。ジグソーパズルが好きだ。何故なら、パズルは誰にでも完成できると保証されているからだ。もし絶対に完成できない出鱈目なジグソーパズルを売ったらどうだろう? 誰も買わない。きっと不良品だと文句を言う。しかし、それが絵だ。本当はそうだった。


このフレーズだったり。
単に私が好きだった描写というだけのことで、全体のテーマを比較したわけではないのですが。
>「世の中、ちょっとややこしくなり過ぎたのよ。だからもう一度簡単にするの。それって誰もが望んでるでしょ」
マルカジットの言葉は、蠱惑と反発を同時に抱く感じで私にとってなかなかリアルでした。

原大陸の情勢は、まるで聖域の最後をなぞらえるように各組織や要人がポジションを整えていき、あとはぶつかるのみというところまで高ぶった。そのようやくシンプルになった、なったように見えてしまう「納得したくなってしまう」構図を、あえて崩していく。
二十年の忍耐を経て、ここまで来たというところで、終わらせたがってる感が見え隠れするマジクと、それでもあえてその後など見たりして掻き回してみるオーフェンの思考や性格の違いは、「独身(なかば男やもめ)」&「妻帯者で三人娘の父親」という立場の違いが要因として一番大きいのだろうなと思います。
まあマジクはやっぱり独身一直線だし内面にすごい空虚感漂ってる部分もありますが、家長であるオーフェンほどがんじがらめでないだけで、ちゃんとフィンランディ家の一員してるなあ…と思うので、萌えこそすれどあんま心配してないんですけど。今回もラッツとの会話が非常にようございました。マジク先生の魅力は戦士としての鋭さとメンタルに見え隠れする欠落感と日常生活のしょぼ可愛さとそれらすべてを絶妙に乾燥させる人生経験値(主に悪い方に豊富)でここまでがワンセット、さらに必須のオプションとして弟子がいい感じに潤いを供給しているアンバランス・バランスというか、すべてブレンドした結果が美味すぎるとでも言うのでしょうか何いってんだわたしは。もう本当にうまく表現できなくてアレですが、マジクとラッツが好きなのが伝わればそれでいいかなと思いました。
話がすごくズレた気がする。
バランスという方向性で本編のことを考えると、マヨールの傍にイシリーンがいる意味ってのがすごく大きいなあ…としみじみ思いました。恋人じゃなくて婚約者なのがポイントだなあと。ラブくさ可愛いよー。

新シリーズは家族の話というか、とにかくみんなで頑張る・やるべきことをやっていくという話なんだと改めて思いました。これは前も書いたように時代とのリンクなんだろうな。今欲しい言葉がいっぱい詰まってる。
散り散りになりながらも声をかけあう三姉妹なんかが、特に象徴的だなあと思います。新世代のたくましさよ。
かつて「はぐれ旅」本編で超人の犠牲による安寧を否定して、その先を生きる人の姿がこうなのは、何度も書いてるけど本当に感慨深い。
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オーフェンの新刊が出るたびに若干アクセス数が増える | また「次回更新予定」を破る

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